ぴんくのくまがいる

好きなものについて語ります

『火を焚きなさい 山尾三省の詩のことば』② 万人の胸に宿る詩を掘る

ドイツローマン派の詩人ノヴァーリス(一七七二年~一八〇一年)の『青い花』の扉には、次のような言葉が記されてある。 『すべて詩的なものは童話的でなければならぬ。 真の童話作者は未来の予言者である。 あらゆる童話は到るところにあってどこにもない、…

『火を焚きなさい 山尾三省の詩のことば』① こどもを「教育」の犠牲にすることへの戒め

高校入学式 島は、山桜の花が満開である 教師たちよ この百十八名の新入生達の魂を あなたたちの「教育」の犠牲にするな 「望まれる社会人」に育てあげるな 破滅に向かう文明社会の 歯車ともリーダーともするな 教師たちよ 再び島に帰らぬ「都会人」を育てる…

白岩玄原作 木皿泉脚本ドラマ「野ブタ。をプロデュース」誰かのために何かしようとしているときが一番自分らしい

今年の初めごろ、たまに遊びに行っていたフリースクールで餅つきがありました。終わったあと広い教室(?)をぶらぶらしながら本棚を物色していてふと手に取った本「野ブタ。をプロデュース」。 「友達地獄」という何年か前にセンター試験にも出て、はやった…

三島由紀夫の異色作『美しい星』① 命がけの愛とユーモア

三島由紀夫の作品の中で今のところ一番好きな作品を紹介します。 作家の「異色作」が好きで、実験的な感じがおもしろいと思うタイプです。 ※映画から入りました。「桐島部活辞めるってよ」の監督だそうです。 三島由紀夫『美しい星』あらすじ(1962年)…

映画「三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実」他者と出会うための「からだ」と「ことば」

7月に観た映画「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」 私が一年半のブランクを経て、もう戻ることはないだろうと思っていた「学校」に戻る、というより再び立ち向かうことを決めるきっかけになった作品です。 youtu.be 私は右だろうが左だろうが、暴力に…